発表会をビデオ撮影！ピアノコンクールの撮影ポイントとは？

撮影場所

演奏会でよい撮影をするには「どこから撮るか」が最も重要となります。ピアノコンクールや発表会の場合は、中央より左手の舞台よりやや高い場所から見下ろして撮影するのがおすすめです。右手からでは、演奏するお子様の姿がグランドピアノの屋根に隠れてしまうからです。

ピアノを弾く指使いを撮りたければさらに左寄り、演奏する表情を撮りたければやや中央寄りが最適なポジションとなります。

美しい音を残すのなら、舞台に近すぎる場所は避けるべきです。音が大きすぎて音割れの恐れがあるからです。また、出入り口の近くや小さなお子様の近くは、雑音が入るリスクが高いためおすすめできません。プロのカメラマンが構えている場所はおそらくベストポジションなのですが、シャッター音がかなりの雑音になることも覚えておきましょう。

録音レベルの調整

撮影場所を決めたら、リハーサルの演奏などを利用して録音レベルを調整していきます。まず、ヘッドホンをビデオカメラのヘッドホン端子に接続して、実際にビデオカメラが拾っている音を確認します。アングルに留意しながら、雑音やノイズが気にならないポジションにカメラをセットするのがポイントです。

ポジションが決まったら、録音レベルの設定をします。音声入力レベルが高すぎれば音割れを引き起こし、低すぎれば音を拾いません。ヘッドホンで音量を確認しながら、最大音でも録音レベルメーターが振り切れないように調整します。録音レベルがオーバーすると激しいノイズや音割れが発生してしまいますので、やや低めに設定しておくのがコツです。

多くのビデオカメラには録音レベルの自動調整機能が組み込まれています。自動調整機能をオンにすれば、これらを程よく調整してくれるのです。しかし、きれいな音を残したいならこの機能を使うことはおすすめできません。音の強弱を繊細にコントロールして表現するのが音楽ですが、自動調整機能はせっかくの音楽表現を台無しにしかねないからです。

音楽専用ビデオカメラの導入

お子様の演奏を臨場感たっぷりに記録するのなら、音楽専用カメラの導入もおすすめです。高度なマイク性能で美しい音色を集音し、細やかなレベル設定でしっかりと録音することが可能です。

プロに任せる

お子様の演奏風景を撮影するだけでなく、繊細な音楽をそのまま残そうと思うとなかなか難しいものです。そして、撮影に気を取られてしまうと、演奏するリアルなお子様の姿をしっかりと見つめることができなくなってしまいます。

コンクールや発表会の撮影なら、プロに任せるのも1つの方法です。ストーンフラワーはお子様が演奏する姿だけでなく、この瞬間にしか聴けない美しい音色も残すことができます。